PHPの動向
PHP案件とエンジニアスキル
ますます需要の高まるPHP
転職市場で重視される傾向が強まっているPHP技術。その実績を評価しやすい形にできる資格や、今後、そのスキルがさらに求められるフィールドについてご紹介します。
PHPとは
Hypertext Preprocessorの略。Webページを記述することに特化した、サーバサイドスクリプト言語がPHPです。
HTML環境に記述されたスクリプトをPHPが実行し、結果をHTMLデータとしてウェブブラウザに出力するという仕組みです。元々、Rasmus Lerdorf氏が個人で使用する目的で開発しましたが、後にオープンソースとしたことから、多くの開発者の支持を得て急速に普及しました。
「軽量プログラミング」とも呼ばれる通り、JavaやC言語に比べ、プログラマーの負担が軽く、コードの作成・修正が容易な点が大きな特徴です。また、PHPの動作はすべてサーバ内部で完結するため、安定性に優れていることも特筆点です。
PHP技術の最新動向について
ソーシャルアプリやブラウザゲームの人気に後押しされ、従来はJavaなどが優勢だった大規模開発にも採用されるなど、PHPのニーズは高まっています。これに伴い、これまでエンジニアごとに大きかったPHPスキルの習得度合いを測る基準として、2011年より「PHP技術者認定試験」がスタートしました。
2018年時点での合格率は、初級は約70%ですが、上級は約10%となっており、難易度の高い資格といえます。その分、取得者のアドバンテージはかなり高くなることが想定されます。
また、PHPはZendFramework、cakePHP、Laravel、symfony、FuelPHP、CodeIgniterなど多くのフレームワークが登場しています。それぞれに特徴がありますので、これらの技術動向を抑えておくことも重要となるでしょう。
PHP技術者の現状と今後について
ここ数年、PHPエンジニアのニーズは非常に高まっており、最も求人倍率の高い技術のひとつです。ソーシャルアプリ市場の拡大やクラウド導入の加速により、サーバサイドのシステムを開発できるエンジニアが不足していることや、スマートフォンの急速な普及が要因といえます。また、BtoC向けのウェブサイトやアプリなどの開発経験なども歓迎される傾向にあるようです。
アメリカでは既にウェブデザイナーにとっての必須要件となっており、日本でも大手企業からの発注条件に加えられる傾向が顕著になっています。
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